「いやいや、こんなの小っちゃいから穿けないよ。もっと大きいの探そう」

「うぅ~ん・・・。私あれ穿いてみたいのになぁ・・・」

「無理よ・・・。いくらなんでも小っちゃすぎるよぉ。私だって一番小っちゃいのでオヤスミマンなんだから」

私はそこでしばらく考え込んだ。たぶん夏子ちゃんは、パンパースを穿きたがって食い下がるだろう。

比較的大柄な方の私はオヤスミマンのビッグサイズ以上が一日中破れずに穿いていられる最低サイズだ。

それに、パンパースはアメリカ仕様のものを香菜ちゃんが穿いていたことがあったが、アメリカ仕様なので輸入しなければならず、さらに股上が浅くていささか心許ない。

そこで私はあることを思いついた。パンツとして穿けないのならば、いっそのことサイドを破ってしまい、パッドとして使えばよいという発想だ。これならパンパースを使うことができ、かつおむつを穿くことができる。

「そうだ!なっちゃん、パンパースを普通のパンツみたいに穿くのは無理だけど、他のおむつも買って中にパッドとして入れるのはどうかな?それならパンパースも使えるし、おむつも穿けるよ!」

「うん、そうする」

何とか夏子ちゃんも乗ってくれた。私はすかさず、パンパースのパンツを1袋手に取った。中のおむつが決まったら、次は普通に穿くときに使う外のおむつ。

「じゃあ普通のおむつは何にする?」

「普通のおむつ?オヤスミマンとスーパービッグでしょ?」

「ふふっ♪よく知ってるわね♪じゃ、買うよ~」

オヤスミマンとムーニーSBもお買い上げ。そして最後は、おねしょ用のおむつだ。

「ねぇ、昨日も今日もおねしょしちゃったよね。それに、私なんかおもらしまでしちゃったし」

「オヤスミマンとかじゃ、絶対漏れちゃうよね」

「うん。でもね、私いいもの見つけたんだぁ♪一緒に行こうよ!」

「いいけど、どこ?」

「このお店じゃないよ。だから、まずはお支払いだね」

私は3袋のお支払いを済ませた。環境と楽しみの観点から、あえて黒い袋に入れてもらわずに、パッケージのまま持ち帰るのが私流。恥じらいなど、とっくの昔に脱ぎ去ってしまっている。

「あの、なっちゃんが見つけたお店って、どんなの?」

「んーとね、百均!」

「そんなところに、本当におねしょに役立つものってあるの?」

「あるんだなぁ♪」