こうして、私と夏子ちゃんは完全に仲直りを果たし、その次の週の月曜日には、香菜ちゃんたちに夏子ちゃんを紹介し、正式におむつ同盟の会員となった。

そして、

『同盟合宿』

と称したお泊り会の日、香菜ちゃんたち3人が自宅に入ってきた。香菜ちゃんは真っ先に、リビングに置いてある背の低いコンパクトたんすに目が行ってしまった。

「あらぁ、早苗ちゃん、あのたんす、こんなところに置いたんだ。ここだったらあたしたちみんなで遊ぶ分には都合がいいけど、他のお客さんが来たらヤバいかもね。

まあ、このたんすの存在とか、中身なんて、あたしたちしか知らないけどね」

そう言って、香菜ちゃんはたんすを開けた。

「うわぁ、ムーニーSBにオヤスミマン、何度見ても飽きないなぁ。・・・えっ!?どうしてパンパースなんかが入ってるの?」

香菜ちゃんの驚きを込めた疑問に、私は一瞬夏子ちゃんの方を向いて、そしてこう説明した。

「だって、1枚でおもらしするより、2枚でおもらしした方が気持ちいいじゃん。パンパースはあくまでパッド役よ。

でもね、パンパースっておむつ、使ってみるとすごく気持ちいいのよ♪私流のおむつ遊び、一緒にやってみない?」

「うん、やる♪」



こうして、香菜ちゃんたちも私と夏子ちゃんが編み出した方法でおむつ遊びをした。反響は好調。香菜ちゃんは帰り際に、こんな言葉を残した。

「パンパースやるねぇ。おしっこした後のあの膨らみ、血圧測るアレみたいにお股をきゅって締め付けてくる感じがすごく癖になったわ。あたしもパンパース買おうかしら・・・」





おねしょの方は、予想していた1週間も待たずして治った。2日分のおねしょ対策セットが残ったが、次のおねしょのために残しておこうと思う。



あの頃にタイムスリップできる、不思議な『心のタイムマシン』として・・・。







終わり