「だから俺は、お前を警察に出頭させたくはない。

でも、やっちまったことはしょうがないから、一応このことは正直に話そう。俺もフォローするから」



「はい!」



元気な返事が返ってきた。



やがて警官が他の侵入者を探しに俺んちに戻ると、俺は彼女を警官のもとへ行かせた。



「君、ここに侵入して、何をしていたんだ?」



「あの3人にいじめられて、逃げていたんです・・・」



「ふーん。君もここで何か悪さをしたのか?」



「はい。自分のおむつを置いて行きました」



自分のおむつを置いて行ったと彼女が正直に話したところで、警官が怪訝そうな顔を見せ始めた。



「おむつ?本当に必要なものなのか?」



「私はおむつが手放せなくて・・・、本当に必要なんです!」