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トップ  >  シュージ作  >  「いっしょ」になりたい  >  「いっしょ」になりたい 第一章
窓から差し込む夕日に赤く照らされた教室は、昼間の活気をすっかり失って沈黙に包まれている。

耳を澄ませても虫の声くらいしか聞こえない中で、海は自分が息を呑む音が響いていないかと不安な気持ちになった。



クラブ活動も終わった夕方の校舎に、今はただ海一人だけが残っている。

どうにも抑えきれない願望が彼を駆り立て、憧れの少女の机まで連れて行った。

海は改めて辺りを見回し、誰もいないのを確認してから机に下げられた巾着袋に手を伸ばす。

(これが、ミアちゃんの……)

心臓が顔にあるように錯覚するほど、鼓動は高鳴っている。

意を決して巾着袋を開くと、二つのビニール袋に包まれた塊が現れた。



色鮮やかなビニール袋は、紙おむつのパッケージだ。

表面には、大きく表示されたブランド名と、おむつを履いた猫耳の女の子の写真が印刷されている。

(ミアちゃんがいつもつけてるおむつなんだ)





既に開封された袋の口からは、薄ピンク色のふわふわとした紙おむつが覗いている。

海はその中から一枚を取り出すと、圧縮するように折りたたまれたそれをゆっくりと机に広げた。

パッケージに描かれたおむつは赤ちゃん用みたいな可愛い形なのに、実際に広げたら想像よりずっと大きい。

机のほとんど半分を埋めてしまうその大きさは、本当に小等4年生の女の子が履いているんだというリアリティを感じさせた。



(これから僕は、ミアちゃんのおむつをあてちゃうんだ)

改めてそう思うと、海は自分のしている事の大変さに興奮を覚えずにはいられなかった。





海の通う学校は、正確には法的に定められた「学校」ではない。



海、ミアは猫の耳と尾を持つfelisタイプのトランスヒューマンであり、

制限された人権の中で教育を受ける権利を認められていないのだ。

しかし、学校に通わせる事ができないのは、トランスヒューマンの所有者にとっても好ましいことではなかった。



トランスヒューマンが普及するにつれ大きくなったその声は、ついに企業主体のトランスヒューマン教育施設を生み出した。

海が通っているのはその中の一つ、富士トランスヒューマン訓練センターである。

地元のトランスヒューマン製造企業が出資して設立されたこのセンターは、

幼稚園相当の教育を行う幼年部から高等部までの教育課程を持つ、県内最大の規模を誇っている。



全学徒を監視する体制の訓練センターも珍しくない中、学徒に対して人間の学校と変わらない扱いを謳うここでは、

学徒同士の恋愛も珍しい事ではなかった。

そんな体制が海に放課後の行為を許してしまった事は問題かもしれないが、当の海はそれに感謝して已まなかった。







ミアは小等4年クラスの人気者の一人である。

誰にでも気軽に接する愛らしい少女であり、自分から女子に話しかけるのが苦手な海も、自然に会話に加わることが出来た。

そんなミアと接する時間が長くなるうち、すっかり虜になってしまったのだ。



赤く調整された長い髪、大きな目のかわいらしい顔に、felisタイプ特有の猫耳は素晴らしく映えた。

服装にもこだわる彼女は制服を改造しており、大きくスリットを入れたスカートからは、動く度にピンク色の紙おむつが顔を出す。

トランスヒューマンの所有者は可愛さからトイレトレーニングを行わない場合がよくあるが、この年頃ではやはり恥ずかしがる子も多い。

しかし、ミアはおむつを気にしないどころかファッションにしてしまっているのだ。





総じてミアは、赤ちゃんらしさを感じる可愛さのまま小等グレードに上がったような感じであったが、

異性として彼女を見始めた海には、どうしてもそのおむつがエッチに感じて仕方がなかった。



――ミアちゃんのおむつを、僕も履いてみたい。

既におむつは取れていた海だが、好きな子のおむつ姿を思い浮かべる度に「おそろい」への憧れが揺り動かされる。

ついには誰も居なくなる放課後を狙い、夕方の教室で女の子のおむつをつける行為に彼を踏み切らせた。

トイレへの行き帰り必ず彼女が持っているあの袋こそ、海の求めているものだ。





ついに広げた紙おむつを前にした海だが、ふともう一つの袋が目に入った。

カラフルなおむつのパッケージとは違い、白い不透明なビニール袋。

巾着袋から取り出そうと手にすると、大きさの割りに重量を感じられる。

まさか、と可能性に思い当たった海は、逸る気持ちを抑えながらそのビニール袋を開きに掛かった。



こぶ結びにされた袋を焦りながらも少しずつ緩め、口をあける。

中から机に転がり出たそれは、今横に広げているおむつと同じものだったが、

テープで丸く固定されている点で異なっていた。

触れる手に湿り気を感じさせるそれは、間違いなく海が思い当たった可能性だ。



ミアちゃんが、ついさっきまで履いていた、使い終わった紙おむつだ。







丸められたおむつのテープに、震える手をかける。

すでに広げた紙おむつもミアちゃんとおそろいには違いないが、

なんといってもこれはミアちゃんがさっきまで履いていたおむつそのものだ。



海は音がしないようにゆっくりとテープを剥がし、少しずつ転がして広げていく。

背中側の白い吸収体は尻尾用スリットのあたりで途切れて、レモン色の染みが広がっていた。

ミアちゃんが赤ちゃんみたいに漏らしたおしっこは、いつも感じるミアちゃんの匂いをそのまま濃くしたみたいだ、

と海は感じていた。

そのまま一気に広げようと転がすと、吸収体から何かが糸を引いている。

(何だろう、これ?)

ねばりのあるそれはおしっことは違うようだが、海にはそれが何故かとてもエッチに感じられる。



すっかり広げられたぐちゃぐちゃの紙おむつを床に敷くと、海は自分の準備にとりかかった。

もう、一刻も早くこの紙おむつを履きたくてたまらなくなってしまっている。







荒い息遣いを抑えながらズボンの留めボタンを外し、ジッパーを下ろすと、

いつの間にそうなっていたのか、小さいながら精一杯大きくなったおちんちんがブリーフを押しのけて飛び出した。

そのブリーフと一緒にズボンを全て脱いでしまい、後はおむつをつけるだけだ。



床に広げたおむつの中ほどにお尻を着けると、クチュ、と小さい水音がした。

「んっ……」

思わず漏れた小さい声を、必死に押しとどめる。

もうだいぶ冷たくなってはいたけれど、わずかに室温より高い温度のおしっこは、

ついさっきミアちゃんが漏らしたばかりだと感じられた。

(つぎは、尻尾かな)

スリットの間に尻尾を入れて、背中側のテープを止める。

トランスヒューマンに人間用のオムツでは窮屈だ、と最近作られたこの紙おむつは、

実は海には初めての経験だ。

もっとも、自分がはいていたおむつの記憶はもう靄がかかってしまったので、

どれほど付け心地が上がっているのかはわからなかったけれど。











背中側を止めてしまうと、今度は前当ての番だ。

海は床に寝転がってしまうと、前当ての二つの角を手に持った。

それをへその下まで引っ張り上げると、おしっことねばねばで塗れた吸収体がおちんちんを包み込む。

「ふあぁ……」



なんだか、おちんちんに電流が走ったみたいだ、と頭の中が一瞬真っ白になる。

さらに硬くなった陰茎は吸収体に強く押し付けられ、絞られたおしっこが下腹部に染み出して塗らして行く。

ぼーっとした頭のまま、左右のテープを止めると、ついに海の下半身はミアちゃんのおむつに包み込まれた。

(ボク、今ミアちゃんとおそろいだぁ……)

想像を遥かに超える快感で、海の陰茎は痛いほどに腫れ上がっていた。





それを何かに今すぐこすりつけたい衝動を抑え、海はゆっくりと立ち上がった。

歩いていく先は、教室の壁に備え付けられた鏡の前。

立ったままだと胸までしか写らない大きさだが、海はその前の机に上り、

丁度オムツが見えるようにまたがった。





鏡の中の自分の姿は、海に強い背徳感を覚えさせた。

猫耳のついたショートカットの黒髪の頭は、いつも鏡で見る自分の顔だ。

それなのに、女の子用のピンク色の紙おむつに包まれた下半身が目に入ると、異世界を見ているかのような錯覚をしてしまう。



普段見るミアちゃんの、スカートのスリットから覗く可愛い紙おむつ。

じっくりと見たら嫌われちゃいそうだから長い時間見ていたことは無いけれど、今はそのデザインの細かいところまで見ることができる。

海は、鏡の中のおむつに、ミアちゃんのイメージを重ねていた。



またがった机の上まで赤い髪をたらしたミアちゃんが、とろんとした目で海を見つめる。

その両手はスカートの端を持ち上げ、海におむつがよく見えるように広げていた。

薄いピンク色のベースに、テープ止めベルトに印刷された、女児向けアニメのかわいらしいキャラクターが良く映える。

普段よりいくらかふくらんだ前当ては、たっぷりのおしっこを吸収して、かすかなオレンジ色の帯を作り出していた。

「ねえ、海くん。おしっこでぬれたおむつ……こうやると、とっても気持ちがいいんだよ?」

イメージの中のミアちゃんがそう言って、左手をおむつの股に持っていく。

同時に、海の右手も同じ場所……自分の陰茎の上へと伸びていた。





「んっ……うぁ……」

その手でおむつを強く、ゆっくりとこする。

もうイメージと自分の声に区別は無くなっていて、教室には海の小さな喘ぎ声が響いていた。

液体が混ざってぐちゃぐちゃになったおむつで擦られた海の陰茎はもう限界まで硬くなっていて、可愛いおむつにありえないテントを張っていた。

「うぁ……っん、止まらないっ……!」

おむつを擦る手は最初の倍以上に速くなり、息も荒くなっている。

ついには体を前後させながら、おむつを机に押し付けるような動きも加わり、今まで感じた事が無いような快感を海に与えた。

「んにゃっ……うぁーっ!!!」

その快感が絶頂に達した瞬間、海は両足をピンと伸ばしながら動きを止めた。





海の頭は雷に撃たれたように真っ白になり、同時に腰を中心に全身に痙攣が駆け巡る。

「で、出ちゃうぅ、出ちゃうよおっ!!」

痙攣に伴って、海は陰茎からびゅるびゅると精液が迸るのを感じた。

二度、三度と間隔を空けて痙攣が襲ってくると、一度勢いが衰えた射精が、搾り出すように繰り返される。

こんな長く続く快感と射精は、海には初めての経験だ。



前当てに向かって放たれた大量の精液が、粘度の限界を迎えて海の陰茎とお腹に跳ね返ってくるのが感じられる。

海は精液が溜まった前当てを掴むと、射精がついに終わりを迎えるまで、擦る手でおむつの中をぐちゃぐちゃに擦り続けた。





「はあ……はぁ……」

永遠に続くかのように感じられた長い射精が終わり、息を荒げた海は机を降りて、急に力が抜けたように床に座り込んだ。

「やっちゃった……ミアちゃんのおむつで、エッチな事……」

隣に人がいたとしても聞こえないような声で呟く。

さっきまでおむつを持ち上げていたペニスはだんだんとその硬さを失っていき、ミアちゃんのおしっこと精液が混ざった吸収体に倒れ込んでいった。

そうしていると、海の体は急に震えを感じた。

さっきのような快感を伴う痙攣ではない、これは――



「あ、嘘……」

いつの間にか、海の紙おむつからは小さい水音が流れ始めていた。

興奮と快感で気づいていなかったが、海の尿意はいつの間にか限界を迎えていたのだ。

「そんなぁ……僕、本当にお漏らししちゃってる……」

精液よりずっと多い海の液体が、すでにミアちゃんのおしっこと精液でいっぱいのおむつに吸い込まれていく。

「本当におむつが必要な体になっちゃったのかな……ミアちゃんと、おんなじに」

海はその事に、不安とも喜びともつかない感情を覚えていた。





射精の快感と、出したおしっこをたっぷりと吸った紙おむつの暖かさは、そう長くは続かない。

気持ちの良い余韻に浸っていたいけれど、水分を吸ったおむつは、だんだん冷たくなって心地よいものではなくなってしまうのだ。



海は、重たくなったおむつを外そうと、マジックテープに手をかける。

横にテープを引き剥がすと、バリバリと思ったより大きい音が静かな教室に響き渡った。

その音を聞いて、海は冷水を浴びせかけられたかのように冷静な思考を取り戻した。



ミアちゃんのおむつを汚す事につい夢中になってしまったから、さっきから僕は全くあたりを警戒していないんだ。



「……ぅあっ!?」

テープを剥がしかけたまま教室をゆっくりと見回すと、海は心臓が飛び出るほど驚いた。



教室の入り口には、海の様子を伺う二人の人影。

片方は、金髪を後ろで縛った知らない幼年部の女の子。

困ったような顔は、夕焼けで照らされる以上にも赤くなっているようだ。



そして、もう片方は、まさに今履いているおむつの持ち主である、ミアちゃんだった。

その顔は、まるで獲物を見つけた子猫のように残酷な笑みを浮かべている……
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