間近から、顔を赤くした鳴俊を眺めている。
ベッドの上で開いたおむつに座る鳴俊の姿はいつか見た光景と同じみたいだ。
オレの目はどうしてか、鳴俊の置き上がったチンコから離せなかった。
鳴俊の白い右手がそこに伸びて行く。
すっかり固くなったそれを手で包み込むと、ゆっくり摩るように上下に動かし始めた。
「よしゅあ……くん……」
荒い息に混じって、呼びかける声が漏れる。
でも、オレは何故かそれに答える事ができなかった。
鳴俊もこっちを向いているのに、まるでオレが見えていないみたいだ。
「んんっ……ニャっ……」
鳴俊の擦る手が速くなる。
時々チンコがぴくぴくと大きさを変える度に、鳴俊の息に鳴き声が混ざる。
悲鳴にも聞こえるそれはとても辛そうで、でも赤らんだ顔には少し笑いも混ざっているみたいに見えた。
きっと、鳴俊は気持ちがいいんだろうな。
そんな風に考えた時、なんだか腹の下が熱くなって来たような気がした。
「あっ、で……出ちゃうっ……!」
しばらくすると急に鳴俊は体を震わせて、両足を力いっぱい突っ張らせた。
同時にチンコからは白い飛沫が飛び散り、鳴俊のお腹を汚して行く……
二度、三度と短い間を空けて射精すると、ミルクに塗れた鳴俊は力を失ったようにベッドに倒れ込んだ。
鳴俊の白い肌に、白いおむつの吸収面。
オレの目には、なぜかその白さが強く焼き付いて……
白い視界……眩しさに目が覚めた。
薄いカーテンの向こうには、とっくに昇ったお日様が姿を覗かせている。
オレはベッドから体も起こさないまま、自分にツッコミを入れた。
「……どんな夢だよ」
まあ、うん。昨日見た鳴俊のアレは確かにショッキングだったよ。
夢に見る程なんだから相当なもんだ。
鳴俊の見た目は好みのタイプだと思った事はあったけど、同級生の女の子への「カワイイ」と同じものだと思ってた。
でも、昨日のアレは違うよなぁ。
「カワイイ」じゃなくて、「エロい」と思った。
が、ちょっと言葉の意味が合ってるか自信がない。
普通「エロい」と言ったら、学校でウサミミ三人組が見てた金髪のねーちゃんみたいなのを思い浮かべるよな。
むっちむちの体におっぱいドーン!で、いわゆる「オトナのミリョク」みたいなの。
そういうのにはエロさを感じない理由は、まだまだオレがガキだからだと思ってたんだけど、どうやら……そういうわけでもないらしい。
起きた時からなーんかひっかかると思ってたんだが。
掛け布団代わりに掛けたタオルケットの向こうに、何やらテント状の膨らみが見えるぞ……。
こいつはやっぱり、アレだよな。オトナのシルシ。そりゃあひっかかりもするさ。
どうなってるかわかっちゃいるが、見ない事にはなんか始まらない気がする。
体を起こしてタオルケットを取り払った。パジャマのズボンはやっぱり膨れている。
パンツごと一気にズボンを下ろすと、パンツの縁にはじかれたチンコが揺れながらしっかりと勃ちあがっていた。
オヤジや鳴俊が勃起してるのは見たことがあっても、いざ自分がなってみると妙な気分だぜ。
普段より倍くらい長く、固くなったチンコの感覚になんだか落ち着かない。
どうやら、ついにオレもオトナの体になったらしい……。
そうなると、ウサミミ三人組みたいな好みになるかと思ってたんだよ。
でもいざなってみても、別にアレをエロいと思うようにはなってないな。
むしろ、鳴俊をエロいと思う気持ちが、なんか強くなってる。
つるぺたで白い肌、赤くなった顔……。
やべ、もっとチンコ固くなってきた。
とりあえず、いつまでも寝たままじゃ始まらん。ベッドから起きあがってみた。
脱ぎかけのズボンとパンツが床に落ちたのに目をやると、どうしても目立つ肉の棒。
どうすりゃいいんだコレ。
電源の落ちたテレビを鏡がわりにのぞき込むと、金髪のネコミミ小学生が下半身裸でチンコを立てているシュールな絵が写ってるわけだ。
ネコミミの垂れ具合が困惑を演出してますねー。
片足に尻尾を巻き付けてるあたり動揺が見て取れますが、いかがな気持ちでしょうか。微妙です。
とりあえず脳内インタビュアーは放っておいてだな。
こうなっちまったチンコを何に使うのかはわかるよ。
ウサミミ三人組に見せられたり、ネットでたまたまエロい画像を見たのは一度や二度じゃないし。
そもそも、オヤジがオレの目の前でしょっちゅうやってるじゃないか。
タチアナと……。
もう一つ。
鳴俊がかがみんにやってもらってたみたいに、手でこするヤツだ。
一人でなんとかできる方法があるなら、試してみて損はないな、うん。たぶん。
なんだかついさっき夢で見た気がするけど、自分の手でやってるところは直接見たことないんだよな。
まずは、自分の手でやってみるか。
こんな状態になってから初めて、手でさわってみた。
たださわっただけだと、チンコの側はあまりいつもと変わらないみたいだ。でも、手の中の感じはとても熱い。
心臓の動きに合わせて、手の中で小刻みに膨らんでいるみたいだ。
このまま、こするんだよな……。
オヤジとは違って、ほとんど先っぽまで皮がついたチンコを、皮ごと動かしてみる。
……。
うーん?
そんなに気持ちいいか?これ。
二分くらいこすってみたけど、あんな鳴俊が声を出すみたいな感じはしないな。
……あー。
なんか思い出したわ。
「この子、自分じゃイけないみたいでさ」
ってかがみん言ってたな。
鳴俊もオレと同じ事やって、ダメだったって事か。
それからかがみんが手でこすったらびゅるびゅる出たのは、なんつーか腕前の差かな。
例えば格ゲーだって、初めてやった時は全く手も足も出せずにコンピュータにやられちゃうし。
慣れた今では、クラスの中でもトップ5に入る自信はある。
自分の手で気持ちよくなるにも経験が要るんだろうなあ。
そして、かがみんがオレに、鳴俊に同じ事をするように頼んだ件。
もしかして、自分でやるより誰かにやってもらう方が気持ちいいって事か?
うーん、わからない事が多すぎるな。
あの時は質問してる余裕なんてなかったしな。
次にかがみんに会ったら色々聞きたいかなー、と思ったところで、今かがみんと一緒にいるはずのオヤジの顔を思い出した。
……最初に考えた、もう一つの方法だ。
オヤジが一人でチンコこすってるところなんて見たことは無いけど、タチアナと二人でならよくやってるじゃないか。
そもそも「一人」エッチなんて区別するくらいだから、ただエッチするって言ったら二人でやるもんなんだよな。
昨日風呂で試した時は柔らかくてタチアナには入らなかったけど、この状態なら……。
そんなわけで、とりあえずオヤジとタチアナの部屋に移動した。
家の中でも、下半身丸出しでチンコが立ってる状態で歩き回るのは恥ずかしいもんだな。
なんか股間の感覚がいつもとちがって歩きづらいし。
この家は、駅から少しばかり離れた住宅街にあるアパートだ。
風呂とトイレ、小さい台所を別にすれば、リビングルームにオレの部屋と、このオヤジとタチアナが一緒に使っている部屋と、三人で暮らすには広いとは言えない家だと思う。
オヤジはタチアナの面倒を見るために一緒の部屋で寝てる事になってるけど、実際には仕事で出かけている事も多い。
結局オレが面倒を見る事になるから、意味があるかはちょっと疑問だな。
6畳の部屋にはオヤジのベッドとPCデスク、ハンター道具が入ったロッカー。
そしてオヤジのベッドのすぐ横には、可愛い妹のタチアナが寝ている柵付きのベビーベッドが置いてある。
薄いカーテンが引かれたまだ暗い部屋で、オレはそっとタチアナをのぞき込んだ。
仰向けになったタチアナの浅い寝息に合わせて、柔らかな金髪に包まれた猫耳がかすかに上下している。
暖かい季節向けの薄い寝間着は、おむつ交換をしやすいように下半身は大きく開いていて、その隙間から細長くしなやかな彼女の尻尾が覗いていた。
尻尾に持ち上げられた服の隙間から、柔らかい紙おむつの表面が丸出しだ。
タチアナが当てているテープ止めタイプの紙おむつには、おしっこをしたら色が変わる模様がついている。
この分だと、昨日寝る前に交換してからまだおしっこをしてないみたいだ。
以前は、朝起きる頃にはよくおしっこを漏らしておむつをぱんぱんに膨らませていたな。
最近では、オレがおむつ替えをする直前に起きてからお漏らしする事が多い。
そっちの方が、タチアナが言うには「きもちいー」らしいけれども、それってもうおむつ取れるのに好きで当ててるんじゃないか?
オレはタチアナを起こさないように、紙おむつのマジックテープを片方ずつゆっくりと剥がした。
……そう、いつものようにだ。
いつもやってるおむつ交換といっしょなのに、心臓の動きがなんで早くなるんだ?
カサリ。
乾いたおむつの擦れる軽い音がして、タチアナの割れ目が現れた。
熱さを感じて目を下にやると、起きた時よりもっと固くなったチンコがそこにある。
つるつるで柔らかそうな赤ちゃんのおまたはかすかな赤みを持っている。
タチアナは変わっていないはずなのに、もう昨日まで毎日見ていたすじとは違うんだな、ってどこかで理解した。
ベビーベッドの横の棚に並ぶベビーパウダーやお尻拭きの中で一つだけ浮いているローションの瓶を手に取って、ひやりと絡みつく透明なジェルをオレの一部にすり付けた。
仰向けで幸せそうに眠る猫耳幼児に覆い被さるようにして、固い肉を小さなすじに添える。
冷たいローションの感触の中に、先っぽに触れる赤ちゃんの暖かさを見つけた瞬間、オレは心の手綱を手放した。
「タチアナっ……!」思わず声を漏らして、小さい割れ目に突き入れる。
風呂場で試した時は押し戻された肉の棒は、今度は驚くほどあっさりと柔らかい穴へと吸い込まれた。
タチアナは「んにっ……!」と声にもならない音を上げる。
チンコを体に入れた分、押された肺から空気が漏れたみたいに見えた。
オヤジのよりは小さいけど、赤ちゃんの体にはそれでも大きすぎるオレの一部は、目に見えてタチアナのお腹を膨らませている。
でも、今はその事で妹を気遣ってやれないくらい、「んっ、いいっ!」
抜き差しを繰り返す度に、タチアナの吐息が漏れる。
先っぽが妹の穴でこすられる度に、目の前が白くフラッシュする気がした。
ぐちゅっ、ぶちゅっ、と繰り返す音の中、寝ていたタチアナはもう薄目を開けている。
もう起きているのに、まだ気持ちの良い夢の中にいる気分でいるみたいだ。
だらしなく開けた口からよだれが流れるまま、「んっ……にゃっ……!」と、チンコが出入りするのに合わせて声を漏らしている。
「ぱぱぁ、もうっ、にゃめえっ……!」
真っ直ぐにこちらを見ていられないからか、夢の中でタチアナとエッチするオヤジと、オレの区別はついてない。
あ、オレも、なんだかダメだ。
この感覚は、おしっこが漏れそうな感じだ!
「うぁ、で、出るっ」
直後、固くなったチンコからおしっこが漏れる感覚。
同時に、今までよりずっと強く目の前がフラッシュした。
「にゃ、にゃぁぁぁぁん!でてる、でてるぅ!」
タチアナの割れ目に挿さったままのチンコから、びゅるびゅると中に注ぎ込んでる。普段おしっこするより、ずっと長い時間出してるみたいだ。
それに押して出されたように、タチアナは緩んだおまたからおしっこを吹き出した。
黄色いしぶきは、オレのチンコと玉を濡らしながらおしりの下に敷いてローションまみれの紙おむつに吸い込まれていった。
「にゃ、にゃぁぁぁ……」声を漏らしたまま、またタチアナが眠りに落ちたみたいだ。
「ハア、ハァ……こ、こんな感じなんだな……」
オヤジが夢中になるのもわかるわ。
ゆっくりとタチアナからチンコを引き抜くと、薄く黄色がかったドロドロした液体が溢れておむつにこぼれた。
オヤジのは何度も見たことがあるけど、オレもついに同じものを出すようになったのか。
それにしても。思った以上の量だな、これ。
時々鳴る空気の音と一緒にタチアナから流れ出る精液は、もう手のひらに一杯くらいは出てるんじゃないか?
オヤジでもこんな事にはならなかったような気がするぞ。
もしかして、初めてだからこんなに出るのか?
なんかこう、生まれてからずっと溜め込んでたのを一気に出すイメージで。
ともかく、起きてからずっと硬くなっていたチンコは、風船の空気が抜けるみたいにいつもどおりの姿に戻った。
これでひとまずは、歩きづらいのも直っていつも通りか。
オレとタチアナの朝メシを作るかなー?
そんな時、オレの部屋の方から軽快な音楽が響いてきた。
これは、あのアークオールスターズの主題歌……鳴俊から電話がかかってきたな。
「もしもし、鳴俊ー?」
「……ハァっ、……ヨシュア、くんっ……」と、なんだか苦しそうな声が聞こえてきたぞ。
「鳴俊、どうした?」
「うちに……来てっ……」
こりゃ、ただ事じゃない雰囲気だ!?
鳴俊の家はすぐそこだ。
朝食を後回しにして、俺は鳴俊の家に向かう事にした。
「……タチアナは、ちょっと我慢してくれなー」
精液まみれのおむつをとりあえず閉じて謝って置くオレだった。