[ 110 ]
濡れた衣服は、冬風に当たって冷たくなり、まだ幼いの体温を奪っていく。
ぼくの体は冷え切って、今にも凍え死にしそうだ。

体が冷たく、痛くなってくる。
もう立っていられない。僕は歩道に生えている木にもたれかかった。

強い吹雪が吹き始める。
賑わっていた商店街の通りからも、人が去っていなくなる。

もう歩けない、どうしようもない。
ごめんね、お姉ちゃん。
おむつ、持って帰れそうにないや。

僕は現実を受け入れ、そして…
( 神夢月 / 10/01/23(Sat) 02:50 )
A. 目を閉じた