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 「あぶないところだったねー、くん」
 いつもと変わらないちゃんが微笑みかける。
 僕たち二人は、窓から逃げ出した後、人気の無い道を歩いていた。
 「うん、恥ずかしかったかも……」
 「恥ずかしかったどころか、エッチな事されそうだったでしょ」

 あの時は約束のことで必死でわからなかったけど、裸になったらエッチな事をしてたと思う。
 「うん……でも……」
 「何か脅かされてた?でも、だめだよ。エッチな事は好きな人としかしちゃいけないんだよー?」
 「……そうだよね、助けてくれてありがとうね、ちゃん」
 「ふふ、どういたしまして。今度から知らない人についていっちゃだめだからね」
 「うん、そうするよ」
 「そうそう。それに、エッチな事したいなら、くんのパパやあたしに言えば、いつでも……あー、赤くなっちゃった」
 マナちゃんがちょっと意地悪そうに言う。

 たしかにそうなんだけれど……あらためて言われると、なんだかとっても恥ずかしい。
 きっと、お兄さんの部屋にいた時より、もっと顔が赤くなってると思う。
 「もう夕方だから、帰ろうか。……でも、結局くんと遊べなかったからなー。
 今日は、くんの家に泊まっちゃおうかな?」
 「え、今日も僕のパパと一緒に寝るの?」
 「ううん、今日はくんと。知らない人にくんを取られちゃいそうになって、くやしいもん」
 「え、それって……あ、待って!」
 突然走り出すちゃんを追いかけて、僕も走り出す。
 「ほら、早くくんの家に行こうよ!くんもそのままじゃ寒いでしょ?」
 「え?」
 走りながら下を見ると、僕はまだ紙おむつ一枚のままだったんだ。
 それがまた恥ずかしくなって、それから家に着くまで、一心不乱に走り続けたんだ。
( シュージ / 08/03/29(Sat) 17:57 )
A. また、おしっこ