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おむつ 女の子 大学生 おもらし おむつ遊び おねしょ
午後6時、私は自宅に帰って来た。夏子ちゃんには「しばらく友達とおしゃべりしてから帰る」と話したが、『しばらく』とは言い難いほど時間が経ってしまった。

夏子ちゃんは今か今かと私のことを待っていることだろう。

家の中に入ると、案の定、夏子ちゃんがすでに帰って来ていた。今日は珍しく、上着を上下ともに着たまともな服装だった。

「なっちゃん、ただいま~。今日友達とおしゃべりしてたけど、遅くなっちゃった!」

「さなちゃん、お帰り~。私は大丈夫だよ。おしゃべりは楽しかった?」

なぜか私がしたことに対して質問をしてくる夏子ちゃん。まるで私を問い質そうとしているようにも聞こえる。

夏子ちゃんは私がしたことを聞くとき、いつもこんな口調なのだ。

私は特に怒られるようなことをした覚えはない。『しばらく』と言っておきながらも、『しばらく』とは言えないほど時間が経ってしまったことを除いて・・・。

「ごめん・・・。お友達とおしゃべりしてたんだけど、時間かかっちゃった・・・。おしゃべりは楽しかったわ」

「何だ、そんなことかぁ。大丈夫大丈夫!私は全然気にしてないから、いくらでもお友達とおしゃべりしていいよ!」

何だその口は。まるで友達の多い私を皮肉ってるみたいだ。ものすごくムカつく。

確かに、友達の少ない夏子ちゃんが、友達の多い私を羨み、妬むのは最初から分かり切っていたことだ。

ただ、友達が多いからと言って、私を皮肉るのはやめていただきたい。「友達が多い」と言うけれど、これでも「質のいい友達」と呼べるほど普段から親密な友達はまだ数えるほどしかいない。



その後、他愛無い話が続き、食事も風呂も終わり、夜になった。明日は土曜日。私と夏子ちゃんには土曜日の授業は無いので、お休みとなる。

「はぁ・・・、もう寝る時間かぁ。明日こそおねしょしなけりゃいいなぁ・・・。ま、明日おねしょしちゃったら、改めておむつ買えばいいか」

そう呟きながら、布団を整えていたその時、

「さなちゃ~ん、これ、私に着けてほしいの・・・」

夏子ちゃんが100円ショップの袋を手に持ちながら、弱気な声で私に頼んできた。

さすがに袋をつけるなんて馬鹿な人間はいないので、袋を受け取り、中をのぞいた。

すると、私が買った覚えのないテープ型の紙おむつ2枚分と夜用パッドが入っていた。

「なっちゃん、これ・・・」

「うん、今日もおねしょしちゃうかもと思って、おむつ買って来たの。でもね、パンツじゃないから一人で着けられないの。だからね、さなちゃん、私におむつ着けてぇ」

「う~ん・・・、分かった!なっちゃん、おむつ着けるよ。どこか寝転がれる場所で横になって」

「うん!」

私に捨て口を吐いたのに、真っ先に折れておむつを買って来た夏子ちゃんに呆れながらも、もうこのことはおむつ好きとして素直に認めなければならない。

それに今は、おねしょの危険性が十分にある『緊急事態』だから、私との会話のことをいちいち思い出して問い質している場合ではない。

そして、彼女におむつを着けてあげて、私もおむつを着けてもらったら、私はちゃんと夏子ちゃんに謝りたい。
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