| 
	
					男子
					大学生
			 
だが、彼女と母親はにっこりと笑っていた。どこか満足げな雰囲気を持って。
 
 
 「お兄ちゃん!あのね、私、お兄ちゃんちに遊びに行ってもいいかな?」
 
 
 
 俺はOKせざるを得ないと思うほど、ひどく興奮していた。
 
 今まで女に好かれることなど無かったからだと思う。
 
 母親も彼女を止めるつもりは無いようだ。
 
 
 
 「やったぁ!
 
 じゃあお兄ちゃん、○○日に遊びに来るから、お家で待っててね。
 
 じゃないと、あの時みたいに侵入しちゃうかもよ?」
 
 
 
 最後の言葉が妙に恐ろしく感じられた。
 
 お前、あの時警察に連れて行かれて、面倒なことになったのを覚えてないのか!
 
 
 
 「分かったよ、家にいるから。
 
 俺がいなくても、侵入なんか絶対にするんじゃねぇぞ?」
 
 
 
 「今の冗談だよぉ!」
 
 
 
 「冗談にも程があるぞ。気を付けろ」
 
 
 
 「うぅ~」
 
 
 
 まぁ、彼女にだったら何度でも侵入されてもいいかな、と思う。
 
		投票数:26
		平均点:5.00
					
			
			 
	|  俺の彼女は侵入者 27
 |  園長作
 |  俺の彼女は侵入者 29
 |  新しくコメントをつけるコメント一覧 |