男子
					大学生
					女の子
			 
約束の日はあっという間にやって来た。
  
あいつに侵入されては困るので、鍵はあえて開けっぱなしにしておく。
  
これなら鍵をいじられても、逆に鍵は閉まる。一種のドッキリだ。
  
  
約束の時間が近づいてきた。俺は飲み物とお菓子の準備をする。
  
彼女曰く、2人か3人で来るということだ。休日だが、さすがに父親は来ないだろう。
  
たぶん、母親と彼女ともう1人の子供が来ると思われるので、1杯にはアイスコーヒーを、残りの2杯にはオレンジジュースを注いだ。
  
  
テーブルに飲み物とお菓子を置いたその時、約束の時間になった。そして、
  
  
ピーンポーン
  
  
ドアホンからも実にタイミングよく呼び出し音が聞こえた。
  
アプリで防犯カメラの映像を見てみると、確かにあの子を含む3人の姿が。
  
ドアホンのマイクを起動し、3人に話しかける。
  
  
「もしもし?鍵は開いていますから、どうぞお上がりください」
 
	
	
		投票数:27
		平均点:4.44
					
			
			 
	
			  
		俺の彼女は侵入者 28
		 | 
	
		  
		園長作
	 | 
	
			  
		俺の彼女は侵入者 30
		 | 
 
 
	
	
	新しくコメントをつける
	
	
	
	
	
コメント一覧
 
			
		   |