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 僕よりずいぶん大きい、お兄さんだった。
 目があった時、お兄さんは驚いたような顔をしていたけれど、僕はもっとどきどきしてる。
 「……お、怒らないで……」
 やっとの事で僕がしゃべったら、お兄さんははっとした後に、眉を吊り上げて言ったんだ。
 「そ、そうだな。大人に知られたら、きっと怒られるぞ?
 みんなが使う所を汚しちゃってさ」
 お兄さんが指差した方を見て、また僕はどきりとした。
 さっき驚いたはずみで、外したおむつを落としてベンチを汚してしまっている。
 どうしよう、このままじゃ・・・
 「お兄さん、誰かに言ったりしないで!今、僕がきれいにするから!」
 お兄さんはちょっと考えた後、思いもしなかった事を言ったんだ。
 「そうだな……手伝ってやるよ」
 「本当!?」
 「うん、今日一日俺の言う事を聞いてくれれば、ね。
 誰にも言わないし、片付けも手伝ってあげる」
 「え……」
 困ったけれど、あんまり考えてる時間はなさそう。
 もうすぐバスが来ちゃう時間だ。
( シュージ / 08/03/05(Wed) 13:39 )
A. 言うことを聞く