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兄はリュックから、パンツ型の紙おむつを取り出した。
そのおむつの柄が、フェンスを登っていたときに見た女の子の下着の柄と同じものだった。

兄は慣れた手つきで妹のおむつを履き替えさせる。

「猫さんにおむつの事ばれちゃった、はずかしいよぅ」

猫さんとは、僕のことのようだ。

「大丈夫だって、あの猫さんもおむつしてるみたいだから」

えっ、なんで分かったの!?

「わたしだけじゃなかったんだ」

僕がおむつしてるという事を聞いて、女の子の表情が明るくなる。
おむつ交換が終わった辺りで、僕は女の子に尋ねてみる。

「なんで君はおむつしてたの?」
「おかーさんが、やまのなかはおといれないからって、おむつされたの。
だれかにみられたらはずかしかったけど、猫さんといっしょだからもうはずかしくないよ」

男の子のほうにこう訪ねてみる。

「なんで僕がおむつしてるって分かったの?」
「ズボンがやたら膨らんでたからだよ」

それを聞いて、おむつが濡れていたことを思い出した。
交換しようかと思ったが、

「おむつ替えたし、さっさと行こうぜ!」
兄がそう言い、走り出す。

「あっ、まってよー!」
妹が兄を追いかけて走り出す。小さいのにとても速い。
おむつ換えてたら見失っちゃいそうだ。

僕も二人を追いかけることにした。
( 神夢月 / 09/11/07(Sat) 15:01 )
A. 頂上に到着